私のユキコ道実践記3

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初回デートでプロポーズ。
着信、メール、プレゼントの嵐。
デートに赴けば、お姫様扱い。
そのデートが終わるまでに、次のデートの予約。
 
↑億万長者と呼ばれる男性に、このように扱われたら、嬉しいですか?
私の場合、だいたい年上の男性(経営者)に可愛がって頂きましたが、
数少ない同年代でアプローチして下さった男性は、
全員東大卒(彼らは経営者ではない)でした。
こう言うと、自慢に聞こえるかもしれませんが、
ユキコ道をほぼ完璧に実践できるようになった私は、
次第に、溺愛される事にも、疲れて参りました…。
そして、「ユキコ道を完璧に実践すれば、愛されるのは当たり前」
と思うようになってしまったのです。
多くの女性は、この時点で結婚相手をお決めになります。
でも、私は、「お金目当て」で男性に近づく女性たちより、
よっぽど強欲で、ワガママでした。
一代で300億円規模の企業を築き上げた、経営者の方が仰っていました。
「時は金なりじゃない。時は命なりだ」と。
私が求めていたのは、命を捧げてくれる男性。
でももちろん、命を捧げてくれるなら、誰でも良いわけではございません。
私に魂を売り渡してくれること。
しかも、その魂がとっておきに美しいことが条件です。
「命に代えても惜しくない、唯一無二の愛しい女性」
これがユキコ道で得られる溺愛の定義の一つですが、
ユキコ道では、感情の垂れ流しは禁じられています。
ユキコ道違反をすれば、享受している溺愛を
維持できなくなる可能性があるのです。
私は、「ユキコ道違反をしても」
変わらぬテンションで溺愛してくれる男性を、望み始めました。
なんて我の強い、業が深い願いでしょうね?
(つづく)

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