「母になる」ということ3

スポンサーリンク

(「母になる」ということ2のつづき)
もっとも、16~17歳で生家を飛び出して以来、
お金の無い暮らしも経験してみましたので、
悪魔嫁も幼少期と全く同じ価値観ではございません。
もし全く同じであれば、
まず天使夫と結婚しませんからね。
まあ、今でも「他称」悪魔嫁ですけれど。
しかし、ほんの些細な事で、私に転機が訪れました。
いつもベッタリ一緒に居る主人が、
1週間の海外出張となったのでございます。
もっと長ければ帯同しますが、
さすがに1週間だけですと、
逆に私も仕事を休止しづらく。
結婚前、いつも1人で居るのが1番好きな私でしたが、
主人と2人で暮らしている家で1人で過ごしますと、
もし主人に先立たれるとこんな感じなのかと、
リアルにイメージする事ができました。
そのとき、私は思ったのです。
もし私が主人の子供を妊娠しない限り、
主人の代で、天使は絶滅。

こんなひどく平和な生き物を、
この世から喪失して良いなんて、
とても思えない。

天使夫は、悪魔嫁にすら
そう思わせる存在なのです。

そこで私は、恩師である
修道院のシスターに相談しました。
彼女は、悪魔嫁の頭が上がらない、
数少ない人物の一人・・・。
そう、
半分、悪魔嫁の育ての親とも言える彼女は、
なんと聖職者なのです。

聖職者に育てられて、
なぜこんな破綻してるのかとかは、
神のみぞ知るお話でございます。

私は申しました。
悪魔嫁
「シスター、子供なんて、
 産んでも痛いし、母体は醜くなるし、
 そもそも胎内にもう一人別人格を宿すなんて、
 もうエイリアンとかそんな類のキテレツさで、
 何も良い事ないと思えるんですが

(つづく)

")
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。