私のユキコ道実践記6

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さて、お見合い当日。
私は少し早めに到着し、
クリス・アンダーソン氏のFREE(←当時興味があったビジネス書)
を読んでおりました。
↑この選択と行動だけでも、私がいかに「モテ系女子」でないかはお察し頂けるハズ。
(私は単に、隙間時間に好きな本を読みたかっただけですが)
そこへ現れたのが、件のお見合い相手―――。
…まさか、その方が当人とは思いませんでした…。
彼は「ザ・電車男」ないでたち、
すなわち、伝統のチェック柄のシャツをお召しだったのです…。
うわあ…。
この人と一緒に並んで歩くのね…。
身長は私より低く、小柄で色白ぽっちゃり。
しかも、声はやや高音です。
彼はのちに、会話の中でこう仰いました。

「悪魔嫁さんは、誰か芸能人に似ていると言われた事とかありますか?」

「さあ、どうでしょうか?」

「僕は、誰か人間に似ていると言われた事は無いんですけれど、
 ペンギンに似ていると言われた事はあるんです」
また、こうも仰っていました。

「昔、大学の文化祭で、カフェの売り子をしていた事があるんです」

「へぇ、女性の方が多そうなイメージですけれどね」

「先輩が『おまえほど着ぐるみが似合うヤツは居ないよ!』と言って、
 クマの被り物とかしてたんです」
要するに、彼はいでたちは電車男でしたが、
本体は人ですらなかったと。
周囲にはそう評されたご経験をお持ちの方だったのです。
(つづく)

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