突然ですが、
シンデレラは、
なぜ王子さまと結婚できたのだとお思いですか?
優しかったから?
美しかったから?
けなげだったから?
人に助けて貰える人徳があったから?
魔法使いのおばあさんに助けて貰える幸運に見舞われたから?
まあ、初デートを短く切り上げて、
相手に物足りなさを覚えさせながら、
ミステリアスに去る辺りは、
恋愛のテクニックという気も致しますね。
しかし、ちょっと待って下さい。
それはあくまでも、
王子様に見初められた「あと」のお話です。
その前に、この物語に絶対欠かせない要素がございますね?
それは何かと申しますと、
シンデレラが魔法使いのおばあさんによって、
12時までの期間限定ながら、
誰よりも輝くおしゃれをする点なんです。
シンデレラは美人だったかもしれません。
けれど、ベースがどんなに美人であっても、
魔法使いのおばあさんの魔法がなければ、
まず「舞踏会に行けなかった」のです。
当たり前ですが、舞踏会に行かなければ、
王子様に見初められる事もございません。
シンデレラが、
どれほど美しく、
性格が良くても、
です。
また、彼女は素敵にドレスアップする事によって、
舞踏会の会場で、
「どこの国のお姫様かしら」
と囁かれ、人々の注目の的になります。
もし「灰かぶり」の姿のままだったなら、
そもそも会場へ入れて貰えなかったかもしれませんし、
王子様の目に留まる事も無かったかもしれません。
どんな絶世の美女も、髪もぐちゃぐちゃ、
すっぴんでみすぼらしい恰好をして居ては、
「場違いな人」になってしまいます。
(※ついでに、どんなに豪華でも、
とんでもなく悪趣味だった場合も、
やはり「残念な人」で終わっていた事でしょう)
繰り返しますが、
シンデレラが、
どれほど美しく、
性格が良くても、
です。
実際、彼女は招待状も持っていなかったはずですし、
大臣に名前を読み上げられる事もございませんでした。
ただ、美しく着飾った姿そのものが、
舞踏会への入場券になったのです。
招待状を見せなくても、
周囲を説得する装いだったのです。
これが何を意味するか、
お分かり頂けますでしょうか?
貴女は今までさんざん、
ありとあらゆる恋愛ノウハウを実践してきたかもしれません。
男女の心理学や恋の駆け引きを学んできたかもしれません。
ユキコ道も完璧に学習なさっているかもしれません。
しかし。
シンデレラストーリーにおいて、
1番重要な部分は、
実は
外見を整えること
なのでございます。
あまりに単純過ぎて、
拍子抜けなさったでしょうか?
「外見になら気を使っていますけど、
恋愛は全然上手く行ってません」
と仰る方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ「外見を整える」だけでは説明不足でしょうから、
これから少しずつ、詳細をご説明して参りますね。