私のユキコ道実践記5

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「ねぇ、悪魔嫁ちゃん。
 あなたは要らないって言うでしょうけど、
 年末年始、こっちに帰ってきたとき、
 お見合いしてみない?」
悪魔嫁
「え…」

「あのね、仲人さんが、
 
 『とりあえず、一度会ってみてくれない?
  会ってみてイヤだったら、
  いくらでも断ってくれて構わないから。
 
  会う前からじゃなくて、
  一度会った後にお断りだと、
  私も言いやすいのよ~』
 
 って言うのよ~」
悪魔嫁
「ちょっと、」 

「釣書送っておくわね!」
↓  ↓  ↓
…かくして私は、
生まれて初めての「お見合い」を
体験する運びとなったのでした…。
私は、自分に快適な環境を与えてくれる順に、
人を好きになるという、極めて現金な人間です。
いかに美男であろうと、
資産家であろうと、
高学歴であろうと、
私に惚れていない人は、
私ならではの「最適」を提供できないものです。
その点、お見合いで出会える男性は、
そもそも私が好みで熱心に言い寄ってくる男性とは、
ベースからして違います。
※私は、誰にでもモテるわけでも何でもございません。
 ただ、私を好きになる相手にしか、関心が無いだけです。
しかも、釣書を見たところ、
これまで声を掛けられた男性の中では、
今回のお相手様が、条件的には1番微妙…。
何しろ、彼はサラリーマン
(ついでに当時は役職も無い平社員でした)。
その上、釣書は届いたものの、
写真が無い…(笑)
でもまあ、
母や仲人役を買って出て下さった方の顔が立つのなら、
1度会ってすぐお断りすれば良いと考えました。
そういう私は、写真はおろか、
釣書すら送らない非礼さでしたが。
(つづく)

")
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