「母になる」ということ5

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(「母になる」ということ4のつづき)
悪魔嫁
「シスター・・・」
なんと素晴らしいメッセージでしょうか。
やはり、持つべきものは恩師でございます。
彼女にご相談すれば、たいていの事が全解決致します。
この度も、私は恩師の鶴の一声によって、
「子供が自分とそっくりな魔物だった場合」
の解決策を見出しました。
ズバリ、手に負えない子供は、
手に負えない子供を育てあげた実績がありまくる、
シスターに送り込めば良いのです。


悪魔嫁
「子供が生まれましたら、修道院へお届け致しますね」

世の中、両の親が聖人だなんて子供は、そうそう居りません。
人でなしな肉親に育てられるくらいでしたら、
立派な他人に養育して貰える方が、
遥かに幸せと言うものです。
しかし、それは子供を無事出産した暁の事。

その前に、男性ならばショック死するとも聞く、
壮絶な妊娠・出産を経験しなければなりません。
まだ私には、完全には「母になる」ということへの
決心が付いていなかったのです。
そこで私は、結婚当初、子供を欲しがっていた主人に、
時を経て、こう申し上げました。
悪魔嫁
「ご存知の通り、私は、何よりも自分を痛めつけることが大嫌い。
 自分に苦痛を与える一切が嫌いです。
 ですから、もし私が命がけで子供を産むような事がございましたら、
 もう後にも先にも無い、私の人生で最大の愛情表現だと思って下さい」

(※言うまでもなく、ユキコ道大違反な発言)
悪魔嫁は、人の為に涙を流す事はほとんどございませんが、
自分が可哀想な場合は、いくらでも涙を流せる生き物です。
(妹が顧客の為に涙し、弟が家族の為に泣いても、
悪魔嫁は自分の為にしか泣いていなかった)

悪魔嫁
「子供ができたら、10年経っても、まだ10歳ですよ。
 軽く10年以上、2人で気軽に旅行へも行けなくなります」
10ヶ月も身重になった末、
死ぬほどの痛みで悶絶しながら出産し、
消耗しきった身体で育児を開始する・・・。

そんな自分を想像しただけで、
もう可哀想過ぎて泣けました。

(つづく)

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