天使のような母

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ある女性は、ボランティアが趣味のひとつで、
温和で心優しく、主婦業もしっかりとこなしていらっしゃいました。
しかし、彼女の夫はお酒が入ると乱暴になり、
まだ幼かった息子を、
文字通り「放り投げた」事もあるそうです。
彼女は夫の横柄で暴力的なところが嫌いでしたが、
子供たちの為に、離婚はしなかったと言います。
もし離婚すれば、経済的に子供たちを養えなかったからだそうです。
彼女はパートには出たことがおありですが、
フルタイムで働いた経験は皆無で、
子供たちが巣立った今も、
夫のワガママに愛想を尽かしながら、
ボランティアや趣味に日々勤しんでいらっしゃいます。
彼女は、重大な病と誤診されたとき、
こう仰ったそうです。
「生まれ変わったら、もっと人の役に立ちたい」
と。
そんな彼女は「天使のよう」と周囲に賞賛されています。



私はこの話を聞いた時、
怒りが湧きました。
私なら、子供を放り投げるような夫とは、
即刻離婚致します。
離婚しなかったのは、子供を守る為?
違いますよね。
本当に子供を守りたければ、
離婚して、自分で死に物狂いで稼ぎますよ。
もっと人の役に立ちたいなら、
生まれ変わったらではなく、
今世から役に立てば良いのでは?
なぜ経済的に自立していないのに、
ボランティアなのでしょうか?
自分にはそんな能力が無いから?
私は18歳で学歴も職歴もなく、
それでもお金を稼ぐ目的があったとき、
絶対に水商売はしないと心に決めておりました。
私がお金を稼ぐ手段が水商売では、
後で必ず家族を苦しめると分かっていたからです。
ですから、私はホワイトカラーの仕事を2社掛け持ち致しました。
当時はまだ未熟でしたので毎日徹夜でしたが、
それだけで単純に収入は2倍になります。
水商売でなければ、仕事は選びませんでした。
私の母も、父との離婚を決意した時、
専業主婦以外は就業経験すらございませんでした。
しかし、オペレーターの仕事を未経験で始め、
その後、現在に至っては某企業の常務取締役に就任し、
世界中を飛び回っております。
彼女も手段は選びませんでした。
必死でした。
けれど、天使のようではないかもしれません。
私が悪魔でしたら、母は鬼でしょうか。
私はいつも思います。
もし子供を望むのであれば、
それは自力でその子を守れるスキルを身につけてからだと。
その為でしたら、
天使のような母にはなれなくて構いません。

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