ユキコ道の4原則は、
「ポジティブ」「フェザー」「凛」「凪」。
ユキコ先生は、常にポジティブである事を推奨していらっしゃいますが、
私はこの「常にポジティブ」ができる女性には、
知性を感じます。
先生は、男性にご馳走になった時、
割り勘は禁止しておられますが、
必ず褒める・喜ぶ・完食するように仰ってますよね。
万一、お食事が口に合わなかったとしても、
お店で何らかのトラブルがあったとしても、
どこか褒められる点を探して喜び、感謝を述べましょう、と。
エレガントですね。
でもこの「常にポジティブ」、
いかなる場面でも、ただちに発想の転換ができる
頭の回転の速さが求められます。
いつもニコニコ、ノーテンキな女性は、
バカで無神経だから楽天家なのではなく、
賢いのです。
「常に」ですから、
どんなに褒めるのが難しい場面・状況でも、
必ず美点を見付け出し、
不自然にならない言葉で褒められなければなりません。
「あの人は(生まれつき)楽天的な性格だから」
このように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
どんな人間でも、不愉快になる瞬間やテンションが下がる事はございます。
一生良い事しか身に降りかからない人間なんて居ません。
居るとすれば、そのように受け止められる人だけです。
「常に」ポジティブをキープできる人は、
それが意識的にせよ、無意識的にせよ、
たとえ嫌な事があっても、
すぐに思考を切り替える訓練ができているのです。
年収〇億円以上の男性の奥様は、
容姿やバックグラウンドは様々ですし、
ご主人には手厳しい方もいらっしゃいますが、
みなさま、必ず
「状況をポジティブに解釈する」
スキルを備えていらっしゃいます。
社交の場でこのスキルは欠かせません。
※ちなみに、社交の場では状況をポジティブに捉えられるだけでも良いですが、
激務の男性や、ハイリスクハイリターンなビジネスに携わる経営者の方には、
「深刻な局面を軽量化できる視点」が重宝がられます。
悪魔嫁の親友はいわゆる「億万長者夫人」ですが、
彼女はまさしく、ポジティブ通訳者のような女性です。
(「翻訳家」ではなく「通訳者」としましたのは、
それがいつも即興で行われるからです)
私が何を話そうと、彼女はどんな話題であれ、
100%必ず、即座にポジティブな言葉で
(しかも可愛らしい語調で)切り返します。
世の高学歴・高収入な女性には、妙なところでプライドが高く、
自分を知的に見せる事が大好きな方も多くいらっしゃいますが、
彼女は正反対。
もし、次のようなセリフが友の口から発せられましたら、
たとえば貴女は、何と返されますか?
(言葉に詰まらず、即座にポジティブな言葉で切り返せますか?)
【1】
悪魔嫁
「いいえ。
私の幼少期は、それはそれは可愛げのない子供でございましたよ。
小さな頃からお行儀だけは良かったですが、
とにかく不愛想でニコリともしませんでしたし」
【2】
悪魔嫁
「いえいえ。人に感謝の意を持てる方がエレガントでしょう?
私はほんの小さい時分から、従業員の方々に対しましても、
常々、気安く声を掛けないで欲しいと思っておりましたもの」
私は、こういう会話で、
さらりとポジティブな言葉を返せる女性を、
頭の良い方と感じます。
悪魔嫁の親友の場合、
以下のようにお返事なさいます。
~【1】に対して~
Sたん
「そんなの絶対可愛い~!!
お嬢様はみんな小さい頃からお行儀が良いですね♪
悪魔嫁ちゃんは正直なんですよ。
自分の気持ちを偽って笑ったりしないの」
~【2】に対して~
Sたん
「えぇ~!やっぱり悪魔嫁ちゃん、可愛い~!!
うふっ。小さな頃から姫だったんですね♪
もっともっと、悪魔嫁ちゃんが小さい頃からず~っと、
傍で小さい悪魔嫁ちゃんも見ていたかったな♡」
悪魔嫁
「・・・・・・(さすがSたん・・・)」
これは単なる一例に過ぎませんが、
彼女の場合は、発言が常にポジティブなのでございます。
え?
悪魔嫁は常にポジティブな言葉を使わないのか?ですか?
私は「常に」ではございませんね。
悪魔嫁
「あなたは常にポジティブですよね」
天使夫
「僕は幸せだから」
悪魔嫁
「ポジティブだから幸せなのでは?」
天使夫
「卵が先か鶏が先か分かりませんけど、
僕は常に謙虚な気持ちで物事を見て、
幸せを感じてるんですよ」
悪魔嫁
「自己啓発本の音読みたいですね」
天使夫
「自己啓発本は、僕より悪魔嫁さんの方が
ずっとたくさん読んでるでしょ」
悪魔嫁
「そうですね。あなたの100倍自己啓発本を読みましても、
全く実践しておりませんからね」
ちなみに、今回はポジティブな「反応」について触れましたが、
単にポジティブな「心の持ちよう」につきましては、
↓旧ブログで別途ご紹介させて頂きました。