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悪魔嫁
「あなたって、常にモタモタしてらっしゃるわよね」
天使夫
「そんなことないよ、悪魔嫁さん
テキパキしてないだけだよ」
悪魔嫁
「(え、自覚あるの・・・・・・?)」
私は、時と場合によりますが、
仕事中は動作もキビキビ、テキパキします。
一方、天使夫は常にスロー。
悪魔嫁
「まあ、あなたの場合、職業柄お仕事でスピーディさを求められないのは理解できますけれど、
そのペースでなぜセンター試験を時間制限内に終えられたのか不思議で仕方ないわ」
天使夫
「センター試験は訓練次第だから」
悪魔嫁からしますと、
天使夫はスローモーションの中で生きているようにすら見えます。
悪魔嫁
「(サッと天使夫を一瞥して)あら、あとはもうタイピンをお付けになるだけね。
なら、もうお味噌汁を運んでいる暇はないわね、後にしましょう」
天使夫
「(引き出しからタイピンを取る)」
悪魔嫁
「・・・・・・」
天使夫
「(のんびりとネクタイにタイピンを付ける)」
悪魔嫁
「・・・・・・」
天使夫
「(ゆっくりとハンカチを取り出してポケットに入れる)」
悪魔嫁
「・・・・・・」
天使夫
「(おもむろにティッシュを引き出しから取り出す)」
悪魔嫁
「・・・・・・」
天使夫
「(ゆったりとティッシュをポケットに詰める)」
悪魔嫁
「3往復はお味噌汁を運べたわね」
天使夫
「ん?どうしたの、悪魔嫁さん?」
悪魔嫁
「あなたって本当にスローね」
天使夫
「治した方が良いかなぁ~?」
悪魔嫁
「いいえ。
俊敏な癒し系って成り立ちませんから」
天使夫
「なるほど・・・。
悪魔嫁さんがクマのプーさ〇のお話してたけど、
あれも素早いと癒し系じゃないのかな・・・」
悪魔嫁
「そうね。
俊敏で早口なプーさ〇とか、
癒されないわよね」
癒し系の必須条件。
それは、スローな動作と話し方。
私は癒し系を目指しておりませんが、
癒し系を目指したい方へは、
スローモーションの会得をお勧め致します。