年末の天使夫家

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今年は悪魔嫁のリクエストで、
家でのんびり過ごしている天使夫。

【朝】

悪魔嫁
「お洗濯が洗濯機に残ったまま、干されてません」
天使夫
「ごめん!干し忘れちゃった。
 今からまた洗濯機回すね♪」
悪魔嫁
「私は今朝、いまこの瞬間に、
 これを乾かしておきたかったんですよ(←主人に洗濯を任せていた)。
 これがないと、私があのお部屋で過ごす快適さが下がると思いません?」
天使夫
「確かに…。ごめんね、なんか別の買おうか…」

悪魔嫁
「今ドキ、犬だって一言も発さなくても、
 飼い主に快適にお世話されてるわ」

天使夫
「悪魔嫁さんは犬じゃないよ」


【昼】


悪魔嫁
「どうして天使夫さまは、
 これ(モ○バーガー)を上手に召し上がれるのかしら」
天使夫
「あのね。この紙をめくらずに食べると、
 うまく食べられるんだよ」
悪魔嫁
「そんな袋に顔を突っ込んで物を食べたくないわ」

天使夫
「結婚してから、これ食べるのまだ今回で2回目だもんね。
 悪魔嫁さんの白い服が汚れちゃうかな」
悪魔嫁
「まったく気がききませんね」
天使夫
「笑笑笑」
【午後】
悪魔嫁
「年越しそばは、十割そばになさいます?」
天使夫
「やっぱり、さっきのへぎそばの方にしたいかも…」
悪魔嫁
「でしたら、先に仰って下さいません?
 またあちらへ引き返さなければなりませんわ。
 さっきも引き返しましてよ」
天使夫 
「僕は悪魔嫁さんと一緒なら、
 どこを歩いていても楽しいんだよ♪
 一緒に居られるだけで幸せ♪」
悪魔嫁
「私は非効率的な事は好きじゃありませんの」
天使夫
「悪魔嫁さん♪大丈夫だよ♪
 ちゃんと、ちゃくちゃくと用事が済んでるよ♪
 それとも、やっぱり十割そばにしようか♪」
悪魔嫁
「どこがちゃくちゃくなの??
 別に十割そばにこだわってるわけじゃありませんけれど」
(結局へぎそばを買いに行く)
【夜】

悪魔嫁
「体調が悪いみたい…」
天使夫
「悪魔嫁さんは寝ててね」
悪魔嫁
「(天使夫に作って貰ったおでんと年越しそばを食べて)
 やっぱり体調が良くないみたい…」
天使夫
「大丈夫?PL飲もうか。総合感冒薬だから…」
悪魔嫁
「粉ですよね」

天使夫
「粉でも飲んだ方が良いかもよ」
悪魔嫁
「粉はイヤです」

天使夫
「う~ん、確かに苦い薬だけどね…」
悪魔嫁
「お風呂に入って少しスッキリしたみたいです。
 あら?紅白観ませんの?」
天使夫
「悪魔嫁さんが体調悪いなら、
 僕、紅白観られるより、
 早く一緒に寝られる方が幸せだよ」
主人は今年もいかんなく天使っぷりを発揮。
この1年も、とても幸せな毎日でした。

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