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結婚当初、私は子供が欲しくありませんでした。
自己愛のカタマリのような悪魔嫁です。
妊娠・出産・育児と、
自分の命を削って子供に愛情を注ぐなんて、
考えられませんでした。
だって、自分に苦痛を与える一切が嫌いなのですよ?
注射ですら卒倒する私が、
出産に耐えられるはずがございません。
人にいくら非情でも、自分の痛みには敏感です。
しかも、子供はいずれ自分から旅立っていきます。
そんな存在に、お金をかける意味が解りません。
一方、主人はこう申しておりました。
天使夫
「僕は、子供欲しいよ。
でも、それは、悪魔嫁さんが、
心から子供が欲しいと思ってからね。
悪魔嫁さんに、子供を持っても大丈夫、
って安心して貰えるよう、僕、がんばるよ。
周りがどう言っても、気にしないで良いんだよ。
悪魔嫁さんの気持ちが変わるまで、2人の生活を楽しもう」
悪魔嫁
「私の気持ちは変わらないわ。
だいたい、子供が100%天使夫さまに似るならまだ良いですが、
私に似たらどうするんですか」
これは切実な問題です。
なぜなら、
天使夫は幼少期から天使でしたが、
悪魔嫁は幼少期から悪魔だったからです。
あんな手に負えない魔物を自分が育てるなんて、
考えただけでもゾッと致します。
↓父から幼い悪魔嫁への言葉
「コラコラ~
まったく悪魔嫁は、人に意地悪してる時が、
1番目がキラキラ輝いてるんだから」
三つ子の魂百までとは、よく言ったものでございます。
(つづく)