底辺の食べ物1

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今はできる限り甘い物を避けておりますが、
私は甘い物に目がございません。
ケーキでも和菓子でもチョコレートでもマロングラッセでも、
その守備範囲はかなり広域にわたります。
あるとき、主人が「ミスタードーナツ」を食したい、
と仰るので、仕方なく付き合うことに致しました。
しかし、私はすっかり「ミスタードーナツ」の虜になり、
一時は食後のデザートの定番と化してしまっていたほどでございます。
何よりも私を魅了しましたのは、
そのバリエーション豊かな罪悪感。
主人と2人で、5種類のドーナツを頂きましても、
実質私が食しているのは、2.5個になります。

が、食べ終わりますと、
どう考えても5個頂いたような気がしてくるのでございます
(※これは結婚の醍醐味です)。

その上、100円セールですと、
5個500円というのにも驚きました。

ケーキ1個分にも相当しない金額です。
ハレルヤ、ドーナツ。
だいたい同じ種類しか注文しないのに、
ショーウィンドウの前では必ず迷います。
私は思いました。

100円セール中は、
100円セール対象ドーナツを、
何としてでも買いたいと。

確かに私は、HERBSのケーキが1ピース1000円以上するのを
主人が「へぇ、高いんだね」と言ったとき、
「もうお茶をする気がなくなりましたわ」
と気分を害し、食べたがる主人を振り払って去りました。

ケーキ1ピース1000円ちょっとの、
何が高いのか理解に苦しみます。
ただ、100円ドーナツは違うのです。
これは値段の問題ではございません。
100円ドーナツは正義。
にも関わらず、ドーナツを求めて居並ぶ愚民の一人が、
定価販売中のドーナツを指名なさいました。

悪魔嫁
「あの人、194円もするドーナツ買ってる」

天使夫
「100円以外でも良いんだよ(小声)」

(つづく)

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