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悪魔嫁の母
「○○ちゃん(←悪魔嫁の妹)は、あなたと天使夫さんが理想の夫婦だそうよ」
悪魔嫁
「それはありがとうございます」
悪魔嫁の母
「あなたが、天使夫さんの悪口だけは絶対に言わないものね!
いかに天使夫さんのお人柄が良いかって事よ。癒し系だものね」
悪魔嫁の妹は、なかなか「この男性になら姉を任せられる」と思わないようですが、
義兄にあたる天使夫に対しては高評価です。
とにかく、天使夫はその性格をいつも人に褒められており、
タマネギの皮のごとく、
めくってもめくっても善良でございます。
そんな天使夫が、珍しく
苦手な同僚(男性)がいる
と仰るではございませんか。
天使夫に苦手と言われるとは、
果たしてどんな人物なのか、
私はにわかに興味を覚えました。
悪魔嫁
「珍しいですわね。あなたがヒトを苦手と仰るなんて」
天使夫
「そうだね…。その同僚の事は、ちょっと苦手なんだよね」
悪魔嫁
「いったい、どんな方なんですの?」
天使夫
「僕のお腹を撫でてくるんだ」
悪魔嫁
「え、」
天使夫
「男同士では、どんなに仲良くても接触しないから・・・」
悪魔嫁
「愛情表現じゃない?」
天使夫
「確かに、悪魔嫁さんは僕のおなかを掴むけど・・・」
悪魔嫁
「悪いけど、それは愛情表現じゃないから」
天使夫は、その丸みを帯びたおなかを、
外で撫でさすられている模様。
博愛の精神に満ちた人となりの天使夫ですが、
どうやらお腹を撫でてくる男性の事は苦手なようです。