溺愛は非常識

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天使夫はドアを開け、私の姿を確認すると、
重過ぎる荷物によって、床を踏みしめるようにして、
嬉しそうに近寄って参りました。
天使夫
「遅くなってごめんね、悪魔嫁さん」
悪魔嫁
「(見向きもせず、壁に顔を向けている)」
そして、荷物を置くと、
私の隣りに座り、強引に手を取り、握りしめました。
天使夫
「こっち向いて、悪魔嫁さん。会いたかったよ」
なおも私が無視していると、
天使夫は勝手に私を抱き寄せて、
ギュウギュウ抱きしめながら頬ずりして言いました。
天使夫
「ただいま、悪魔嫁さん」
悪魔嫁
「(天使夫を押し戻しつつ)やめてやめて。
自宅のように振る舞わないで下さいます?
ここ、お店の中なんですけど
天使夫
「そうだね、ここはおうちじゃないね65 - 溺愛は非常識
悪魔嫁がお料理にハマり始める前、
私たちは、よく仕事帰りに待ち合わせして外食していたのですが、
天使夫は外食先でも、必ず「ただいま、悪魔嫁さん」といって突進してきます。
ここで私が「おかえりなさい、あなた」などと返せば、
人様のお店を私物化しているも同然と言えるでしょうね。
そんなハタ迷惑を避ける為、
私は極めて良識的な対応を採る事にしているのでございました。

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