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バレンタインには天使夫に(私が食べたい)チョコレートと(私が好きな)香水を
ご用意しておりますが、週末にはおうちでチョコレートケーキを手作り致しました。
悪魔嫁
「天使夫さまのパンケーキ、美味しくないです」
天使夫
「ごめんね、悪魔嫁さんまたまたリベンジするからね!」
悪魔嫁
「私は生まれて初めてケーキを手作りしました時も、
最初から失敗なんてしませんでしたわ」
天使夫
「悪魔嫁さん、このケーキもおうちで作ってみたいの?」
悪魔嫁
「これは以前、私が実家で作っていたケーキのレシピです」
天使夫
「僕が悪魔嫁さんの為に作るよ」
悪魔嫁
「いいえ。これは私が作ります。
それで、私が作れば、手作りケーキだって美味しくできるのに、
あなたはパンケーキも美味しく作れないって事を明らかにしてやるんですわ。
その為に、私が作りますの」
そこで、私は天使夫のご入浴中に、
久々にスポンジを焼いたのでございます。
天使夫
「(お風呂から上がって来て)美味しそうな良いにお~い」
悪魔嫁
「・・・・・・」
天使夫
「どうしたの?悪魔嫁さん??」
悪魔嫁
「 失 敗 し た わ 」
天使夫
「・・・これ、失敗なの?
とっても美味しそうだけど・・・」
悪魔嫁
「・・・失敗よ。こんなにスポンジが膨らまないなんて、
信じられないわ!時間の無駄だったわ!!(プンプン!)」
天使夫
「(プークスクス)僕は悪魔嫁さんが作ってくれたものなら、
どんなものでも、とっっっても嬉しいよ」
悪魔嫁
「あなたが良くっても、私がイヤよ、こんなの」
天使夫
「可愛いなぁ、悪魔嫁さんよしよし」
悪魔嫁
「こんな失敗作、捨ててやるわ!!!」
天使夫
「僕はとってもとっても食べたいよ、悪魔嫁さん(ぎゅううううう)」
悪魔嫁
「ダメよ、作り直すんですから!」
そんなささやかなアクシデントはございましたが、
初めての手作りバレンタインケーキを
天使夫と一緒に頂けました。
悪魔嫁
「あら。ココアパウダーがイチゴに付着して、
泥まみれみたいになってしまったわ」
悪魔嫁
「もう良いわね、その点は」
天使夫
「やったぁ~!!悪魔嫁さんの手作りケーキだぁ
美味しい~~~
ありがとう、悪魔嫁さん
と~~~っても嬉しいよ」
悪魔嫁
「やっぱり買ってきたケーキの方が美味しいですわね、当然ですけれど」
結局、18㎝のホールケーキを2人でぺろりと頂いたのでございました。