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(「億万長者夫人は幸せか？②」のつづき)
億万長者夫人が不幸な場合の、
理由その2。
自分の幸せを自覚できない、
ある種の不感症になってしまっているから。
↓
意外かもしれませんが、「苦労した事が無い方」は、
ご自身を幸せだと思っていらっしゃらない方が多いです。
実は、私も生家を飛び出し、
自分でお金を稼ぐようになるまでは、
自分が恵まれた環境に居る事をなかなか自覚できませんでした。
人は、高価で上質なものに囲まれる事ではなく、
「非日常」にこそ、贅沢を見出すのだと思います。
ですから、都会に住んでいる方は田舎を、
田舎に住んでいる方は都会を旅したくなりますし、
毎日豪華ディナーばかりだと、粗食が恋しくなりますよね。
どんなに客観的には幸せでも、
本人がその幸せを自覚できず、
「自分は不幸だ」と感じていれば、
それは不幸です。
逆に、どんなに客観的には不幸であったとしても、
本人が幸せだと感じていれば、
それは幸せだと私は思います。
だから、億万長者の妻になれれば、
幸せになれるわけではございません。
人も羨む暮らしぶりの億万長者夫人でも、
それがいかに恵まれた状態なのかを実感できなければ、
浅い幸せしか感じられないのです。
むしろ、世間一般的には恵まれて居るにもかかわらず、
自分の境遇に不満でいっぱいな女性も多いですよ。
億万長者夫人は幸せか？
これは、お金だけでは計れませんし、
答えは本人だけが知っているのです。
