ハンサムな億万長者から熱烈なプロポーズを受け、
結婚して玉の輿に乗る・・・
それはシンデレラストーリーの王道であり、
昔から多くの女性が憧れ、
夢に見るシチュエーションなのではないでしょうか?
ところが悪魔嫁は、
恋愛対象の男性が「モテる資産家」となりますと、
目をハートにするどころか、
とたんに警戒してしまいます。
それと申しますのも、
こちらのブログでも何度かお話をさせて頂いているかと存じます、
悪魔嫁父ゆえのアレルギー反応なのでございます。
※一部、以前のお話と重複がございましても、ご容赦下さいませ。
悪魔嫁父は白人クォーターで、
しょっちゅうモデルなどにスカウトされ、
参観日に来れば、それだけでファンクラブが出来るような男性でございました。
とある企業の3代目であり、歌も歌手並みに上手く、およそ苦手な事がなく、
とにかく女性がときめく全ての要素を兼ね備えていたと言えましょう。
自慢の父でございました。
そんな彼は、悪魔嫁母と出会いし頃、
ユキコ道溺愛チェックリスト
50ポイントでは足りないのでは?
というほど母に入れ込み、
当時、絵に描いたように素晴らしい条件だった美人婚約者を振り、プロポーズ。
婚約者だった女性は、
父と母に土下座して別れて欲しいと泣き、
母は身を引いたにもかかわらず。
その時の父は、
毎日母とデートし、
毎日会っているのに、
さらに毎日手書きで手紙を送る有様でございました。
それも、結婚してくれなければ死んでしまう、
というような熱いラブレターでございます。
毎日会っている彼から、
毎日手書きのラブレターが届くなんて、
悪魔嫁もびっくり。
なぜこれらを悪魔嫁が存じているかと申しますと、
両親から直接聞かされましたし、
実際当時のラブレターが生家にあったからなのでございます。
しかも、悪魔嫁父も、
悪魔嫁母に出会ってすぐプロポーズしておりました。
まさしく、ユキコ道基準の溺愛としか、
思えませんよね。
それに、毎日会っていて、
その上毎日手書きの手紙まで届いておりましたら、
まさか浮気を疑う事もないのではないでしょうか?
母は押し切らるようにして、
父と結婚しました。
しかし。
ここまで参りますと、
もはや尊敬に値するかもしれませんが、
悪魔嫁父は、
毎日母とデートし、
毎日会っているのに、
さらに毎日手書きで手紙を送る
という日々の中で、
浮気していたのでございます。
「息をするように嘘を吐く」という言葉がございますが、
彼は「息をするように浮気」しておりました。
いつ寝るの?
疑問に思われても致し方ないでしょう。
けれど、彼は、
ショートスリーパー
だったのでございます。
寝る間を惜しんで女遊びに勤しむ、
悪魔嫁父。
~つづく~