私のユキコ道実践記11

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当然ながら、私はお見合い相手さまにも、
ユキコ道を実践しておりました。
こちらからは一切連絡をしない。
電話は5分以内。
メールの返信は1日1通、3行まで。
ポジティブ、凪、凛、フェザー4原則。
などなど。
しかし…。
これは私も少しずつ試してみて分かった事なのですが、
彼は、私がユキコ道を実践しようがしまいが、
一切態度を変えず、動揺もせず、
冷静なのに、「私にとっての」居心地の良さを
ひたすら追究し続けたのです。
そこで、私は、
徐々に本性をあらわしてみる事にしました(笑)
ユキコ道では、どんなに溺愛されて居ても、
その溺愛を持続させる為、ルールを守り続けます。
「道」ですから、終わりなどございません!
いつも笑顔。
体調が悪くても訴えない。
発言は常にポジティブ。
一切束縛しない。
要求もしない。
清潔感ある服装。
自分から連絡しない。
でも、ユキコ道を守れば溺愛して下さる方というのは、
当時他にもいらっしゃいましたので、
お見合い相手の彼には、
持ち前のワガママ放題を自由に発揮してみたのです。
ユキコ道は、高負荷ハイリターン。
(※ハイリスクではない笑)
天然ユキコさんでもない限り、
「常に」傾聴と絶対ポジティブだけでも、
完璧に実践しようとすると疲れるんです(笑)
人として成長できるのは確かですし、
得られるものの大きさが上回って、
成功者の女性は実践し続けていらっしゃいますけどね。
でも、私はユキコ先生や成功者の女性ほど、
人間的器が大きくなかったのだと思います。
自分を溺愛してくれる男性を、
甘えさせてあげられる器のある女性でなければ、
ユキコ道は不向き。
私はもう、甘えられるより甘えたかった(笑)
当時のお見合い相手さまの年収は、
1億円を超えているわけではございませんでした。
私より小柄で色白でぽっちゃりしておられました。
今まで全然モテなかったそうで、
女性慣れしているわけでもございませんでした。
だけど、彼は、知れば知るほど誠実な方で、
何よりも、ふかふかのソファのような包容力をお持ちでした。
ユキコ道を実践していれば溺愛して下さる資産家と、
ユキコ道を実践しなくても溺愛して下さるサラリーマン。
貴女なら、どちらをお選びになりますか?
(つづく)

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